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そして彼女は伝説へ・・・


ドラクエっぽいタイトルが付いたこの本は、
ジャンプJブックスシリーズの中の1冊。最近、出ました。
今日は、この本がどれだけドラクエ風かを書いてみます。

まず、ジャンプJブックスシリーズの大まかな概要はこんな感じ。

 ・少年ジャンプの漫画を小説にしたシリーズ。
 ・漫画家は原案のみ参加。
 ・背表紙が赤い。
 ・鳥山作品だとDr.スランプのみ、このジャンプJブックスから小説化されている。
 ・ジョジョ5部の小説は罠。

ジャンプ読者なら一目見てわかる通り、表紙はDEATH NOTEの小畑健先生が描いております。
ちなみに、表紙だけではなく
1ページ目には、折り込みカラーのポスター絵があり、
文中には全編で計10つほどの、1ページまるまま使った挿絵があります。

そんな感じで、漫画家とのコラボレーションを前面に押し出した作品です。
ただ、この文中の挿絵は、良くも悪くも現在の小畑絵なため、
ランプランプの半分の時間もかかってないような、ササッとしたタッチの
白黒原稿なのが残念でした。
(横顔の人物なんて、目が縦線1本だし。)
うわぁ・・・力抜きまくって描いてるなぁー、と思ってしまう
サンボーグじいちゃんG読者でないなら、絵だけで買いです。

で、挿絵はそれくらいにして、作者は松原真琴という方です。
「松原」で「真琴」って・・・最強フュージョン?
なんて思う属性の方々には、いささか合わない文章となっております。
昔のジャンプのセルフパロディネタ多し。

この本は、「そして○○は△△する」系のタイトルが付けられたシリーズの第4弾。
特に、第2弾から第4弾まではキャラやストーリーに繋がりがあって、
この「そして彼女は伝説へ・・・」は
「そして彼女は拳を振るう」、「そして彼女は神になる」に続く続編です。

ちなみに、ドラクエと同じく、これが3部作の完結編なのかは・・・まだわかりません。
導かれるかも。

2番目の「そして彼女は神になる」にも「神」という漢字が入っている!!
この時からすでにドラクエを意識していたんだよッ!!
・・・と、そこまでこじつけるのはマガジン編集部の専売特許なんで見逃します。

さて、実際の内容は?
(このタイトル・・・ドラクエとなにか関係が・・・?)
と思い、読んでみました。

結果、別にゲームブックでもなく、ゲームの世界観を持っているわけでもなく、
現代の学園内推理物でした。
さらに、霊媒など売れ筋ジャンルをしっかり盛り込んでいます。
残念でもないですけれど、ドラクエに関係する単語などは出てきませんでした。

ただ、この本の最後の1文だけが、ちょっとドラクエぽかったです。

・・・とはいっても、そのものズバリ、ドラクエ3を示す単語は出てきません。
ドラクエを遊んだことがある人には直感でわかる1文。
(この伝説も語り継がれていくことでしょう。そう。ドラクエの世界のロト伝説のように・・・)
みたいなニュアンスの一言があるのです。

ドラクエ好きな方は、タイトルの響きだけでチェックしてるかもしれませんが、
まだの方も、書店内で見かけた時にでも
ページをパラパラパラリコセとめくってみてはどうでしょうか。

余談。
いま、何気に書いた「パラパラパラリコセ」という言葉は
鳥山先生が初めて漫画内で使った造語だと思っていました。
しかし、Googleで改めて検索してみたところ・・・、「パラリコセ」というのは
昔の童歌に使われていたフレーズだったのですね。

すくなくとも、私はこの歌を聴いたことがありません。
その昔、愛知の田舎で鳥山少年が聴いた曲が、意識せず自身の漫画内に出てきた・・・
・・・ということなのでしょうか。
夢のある話アルね。

http://ang.nobody.jp/mtg/d/sp/obata/soshite.html

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