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映画「DEATH NOTE」を観てきました。

シザーハンズと古畑をフュージョンさせたらLになると思う。

 

近所のサティまで、DEATH NOTEを観に行きました。
映画の日のレイトショーなので、すいてる上に1000円。
例えつまらなくても惜しくはない・・・。

 

以下、

A.映画の感想
B.映画を観ている最中に原作を思い出して、気付いた矛盾

について、ネタバレを気にせず書いていこうと思います。
このブログには「追記」機能があるので、それを初めて使ってみます。

もう映画を観た人、観るつもりはないのでネタバレされても構わない人だけ
続きを読んでみてください。

いちおう、私はデスノートの漫画版については、
第1回から最終回まで、ジャンプを買って読み続けた程度にはファンです。

 

 

まず、「A.映画の感想」です。
これは10つ、あげたいと思います。

1.リュークのCGが思ったよりやばい。

  CMの最後で、歩道橋を歩く月とリュークが一瞬だけ映るけど、
  あのシーンが全編で一番違和感がないくらい、他のシーンではコンピュータグラフィックスしてる。
  でも途中からは、もうそういうものだという風に慣れてしまう。
  
  そして、声も漫画からの想像通りだったので、違和感なし。
  ただ、口の動きよりちょっとずつ遅れて声が聞こえる状態が最後まで続いたので、
  後編ではポリゴンのほうを合わせてほしいです。

2.棒読みの俳優が多い。

  キラ信者やニュースのインタビューなどでのエキストラ、
  月の彼女が、特に演技くさすぎる。
  でも、子役ほどじゃないし、撮影順のせいなのか途中から上手くなっている
  ので、大した問題でなし。
  その他の俳優たちについては、ぜんぜん問題なし。みんな上手。

3.Lのメイク担当と衣装係が秀逸すぎ。

  個人的に、この映画の+評価の80%くらいはLのリアルさにありました。
  格好、雰囲気、セリフ、演技、これほどLに合う俳優をチョイスできた時点で
  Lに関しては成功が約束されたようなものだと感じました。
  それくらいハマッていたし、Lを漫画を見比べるためだけに、観に行く価値があると思います。
  Lを楽しむ映画。

4.ノートが綺麗すぎる。

  これはとても残念な点でした。
  まず、ノートのサイズがでかい。
  B5サイズだと思ってたのに、A4くらいの大きさ。
  そして、ボロくない。
  原作だと確か、紙の端っこなんてボロボロで、表紙も剥がれかけたように
  色があせていたのに、映画では新品に見える。
  そして、雨の中で拾われたのに、家に着いたときにはもう濡れてない。
  質感も微妙・・・というより、アウト。
  光の反射からして真っ黒なインクじゃなくて、凹凸のない灰色インクの印刷物に見える。
  いちおう原作ではリュークがペンで追記してもばれないくらいだから
  がさつで素朴な手書きっぽい質感なのだと思っていたので、違和感が残りました。

5.キャラや舞台がちょっと違う。

  模木がしゃべる。
  松田以外に、若い捜査員が増えている。
  リンド・L・テイラーが中年。
  鹿賀丈史が普段から眼鏡をかけてない。
  そして、総一郎さんの設定よりも若く見える。(戦国自衛隊の信長くらいに見える。)
  舞台については、月の住んでる町が原作よりも起伏があったり、
  月の家がちょっとリッチな外見だったり、
  ホテルのLの部屋がスイートとはいえないほど、狭くてしょぼかったりする。
  これでもか、と広くしてほしかった。

6.予想を裏切る展開がちゃんとあって、オチは面白い。

  このオチのアイデアは、大場つぐみがちゃんと考えたものなのか
  どうなのかは知らないのですが、ノリがとても原作ぽかったです。
  伏線もちゃんとあるし、ノートのルールには違反していないし、
  非常に面白いアイデアなのに原作では出さずに終わったノートの使い方なので、
  スタッフも自信があったと思います。
  てっきり、月は監視カメラから見えないように抱きかかえて、
  撃たれた時に出た血を利用して、南空ナオミの名前を書く、
  というオチだと予想していました。(名前欄の下にはあらかじめ自殺と書いておく)
  でも、それだと原作の二番煎じでしかないので、新トリックは良かったと思います。

7.しかし、他人を巻き込めない、というルールについて曖昧なのが残念

  映画の最後で使われるトリックを簡単に説明すると
  デスノートに2人の名前を書き、1人目には「誰かを殺した後で自殺」と書き、
  2人目には「誰かに殺される」と書き、その「誰か」の部分はお互い特定しないけれども
  1人目が2人目を殺す、としか解釈されようがないシチュエーションを用意することで
  他人を巻き込んだ死に方が可能になる、というものでした。
  でも、それってアリなのか・・・とじわじわ疑問に思ってくるのも確かです。
  なぜかというと、「他人を巻き込めない」というルールと「書き方のテクニックによっては
  巻き込むことも許される」というルールがぶつかった時、どちらが優先されるのか
  という回答は、観る人にとっては後付だからです。
  後付が多い漫画で、原作者は絶対だとわかっていても、ちょっと悔しい。

8.演出がちょっと甘い。

  これはいくつかあります。説明不足と説明しすぎの部分もあります。
  例えば、月の部屋に監視カメラと盗聴器が仕掛けられるシーンについて、
  原作での面白さは、Lの徹底振りにあったと思うのです。
  設置した数がやたら多かったり、同じ方向を監視するために
  カメラを5個くらい並べて設置したり、半ばギャグでした。
  あれを、ぜひ映画でもやってほしかった・・・。悲しいかな映画では設置数の説明がないのです。
  ほかには、ポテチの袋の部分です。
  デスノートの切れ端を置く位置が、漫画版と比べて手前側すぎ。あれじゃ見える・・・。
  あと、あらかじめ携帯テレビと切れ端を入れておいたはずなのに、
  棚から取り出すとき袋を初めて開封するかのような音が鳴ります。
  その理由も説明してほしかった・・・。
  次に、地下鉄でレイ・ベンパーに代理で名前を書かせるシーンですが・・・、
  漫画版だと月はレイから顔が見えないように、ちゃんと後ろを向いて指示しているのですが、
  映画だとわざわざ斜め正面にいます。いる必要がない・・・。
  あと、このレイに書かせたトリックの説明も映画内でちゃんとされるのですが、
  なぜか、レイのノーパソに他のメンバーの顔と名前のリストが届いた理由の部分だけ
  説明されないままなのです。
  命令者の名前欄の下に、そういう指示を書いておいたということなんでしょうけど、
  もしその命令したFBIの偉い人が休暇でゴルフに行ってたりしたら、月はどうするんですか。
  リストをメールしに自宅に戻る間に、レイは地下鉄を降りて死んじゃいます。

9.1番気になった矛盾。

  映画を観たほとんどの人が思うことだろうけど、あのペンを取り出す演出は矛盾しすぎ・・・。
  月はどういう展開になるか全部知っていたんだから、ペンを取り出す必要は全くなし。
  遊戯王みたいに、自分自身すらだますことによって、相手をだますフェイクなのか・・・。

10.映画の編集ミスが残ったまま公開されてしまっている。

  製作者は何回もチェックしているだろうし、試写会でも大勢の人が観ているだろうに、
  なぜ修正されていないのか良くわからないほど、大胆なミスがありました。
  同様のミスがZガンダムにもエヴァンゲリオンにもありました。
  Zのケースでは、次回予告で「コロニーの落ちる日」というタイトルを
  「コロニーが落ちる日」と間違えて読んでいましたし、
  エヴァでは「心のかたち 人のかたち」を逆にナレーションしていました。
  そして、デスノートではノートのルール説明の部分で、同様のミスがあります。
  あと、こちらはミスではないのでしょうけど、CMで出てくる
  「すべて僕の計算通りさ」というセリフも、映画では出てこないのです。
  ちょっとだけ言い回しが違う。
  どうせなら全く同じセリフにして、「おぉ、このシーンの抜粋だったのか!」と驚きたかった。

 

以上、総合すると、良い点も悪い点も多くある映画だったけれど、
Lの俳優さんのおかげで1000円の元は取れました。

南空ナオミは原作でも暴走した性格のキャラでしたが、
映画版ではさらに自分勝手に暴走していて、しゃべり方も漫画版と比べて高圧的だし、
銃で脅すわ、月を呼び捨てにするわで、ついていけませんでした。
操られたためにとった行動もありますが、操られてなかった期間も充分に異常です。
たぶん、映画には出られないメロのぶんまで頑張ったんでしょう。

 

あと、この映画を原作に忠実に映画化しすぎると、たぶん色んな問題が出たはずなので
これはこれで良い処理だったと思います。
どういうことかというと、漫画だからで大目に済ませていた部分が
すごく気になりだすと思うのです。原作も絵でごまかされていた部分が多いのですし。

そして、原作はセリフより独白のふきだしが多いくらいなので、
映画でこの独白を全部、心の中の声として演出すると、
ずっと考えてるシーンばかりになってしまいます。
長いよ!いったい一瞬の間に何秒考えてんだよっ!というツッコミが入ります。

何より、この映画の最後のトリックは、事前に月の独白があったら、
トリックの説明まで声にしてしまうので、独白でネタバレという事態になります。
そのへんは言葉の取捨選択や叙述トリックなど、色々避け方があると思うのですが、
この映画の製作者はその方法はとらなかった、ということです。
挑戦してほしかった。

 

劇場の雰囲気としては、エンドロールの途中で帰る人が多かったです。
でも、最後に後編の予告があった。
それを見る限り、後編でLの本名を出すのかな、と思いました。

 

 

では、おまけで「B.映画を観ている最中に原作を思い出して、気付いた矛盾」
を、2つ書いておきます。
検証してみて、確かに矛盾だ、と思ったら褒めてください。

 

まず、1点目。

レムが「いいだろう。Lを殺してやるよ。」と言った後、
大学のキャンパス内で、月、L、ミサの3人が揃うシーンがあります。
ここで月はミサにLの名前を見せ、3人が別れた後でミサに電話で名前を聞こうとします。

でも、なぜかこのシーンではレムの姿がありません。
レムはミサに憑いているのだし、ここで離れる理由はなかったはず。
加えて、まさかミサとLが会えると月は予想していなかったのだから、
直前まではレムにLの名前を書かせる予定だったはず。

というわけで、自然な流れならば、大学にLがいたとしても、
ミサではなくレムに書かせようとすれば良かったのです。
でも、それではストーリーが面白くないので、不自然ながらも
大学のシーンでのみレムを描かない、という選択をしたのではないでしょうか。

 

次に、2点目。

リュークが月に「ここをどう切り抜けるか期待したが」と言うシーンがあります。
ルールでは、死神の目を持った人間は、他人の名前と寿命が見えるのですよね。
でも、デスノートの所有者については、名前だけで寿命は見えない。
一方、本物の死神にとっては、デスノートの所有者に対しても、
名前と寿命の両方が見える、ということだったと思います。
初期にリュークは月の寿命が見えてましたから。

だとすると、最後の倉庫のシーンで、リュークの目には
もう月の残り寿命がほとんどないことが見えていたはずです。
なのに、「ここをどう切り抜けるか期待したが」と期待するのはおかしいです。
倉庫に来たあたりからすでに、自分がそろそろ月の名前を書くことになりそうだ
と分かっていないとおかしいです。

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Comments:5

anywhere 06-07-02 (日) 14:36

映画版は、L編だけで前編後編を製作しているんですね。
後編では、Lの活躍もある…と。

暇なときにでもLを観にいきます。

疑問の2点目に関しては、
リュークが名前を書かなかったら、ライトはまだ数年生き残るほど寿命が長かった。
だから、「どう切り抜けるか期待した」けれど、期待はずれだったので、名前を書いて殺した(=ライトをノートで殺し、ライトの残りの寿命分、リューク自身の寿命を伸ばす使用法)という解釈ではないかと。

ss 06-07-04 (火) 0:23

ノートが綺麗過ぎる件については
あのノートはリュークが死神大王をだましてもらったものだから新品同様なんだと解釈しました。

矛盾の2点目についてはデスノートによる死は寿命とは関係ないと思います。
死神は普段デスノートで人間から寿命をもらってるわけですから、ノートによる死が寿命になったら死神は人間から寿命をもらえなくなってしまいます。

firefoxgrape 06-07-09 (日) 1:19

>映画版は、L編だけで前編後編を製作

というか、L編しかないと思います。
あと、Lの本名は映画ではなく、
10月13日の金曜日に出る13巻でわかるそうです。

矛盾の2点目については、まったく御二方のご指摘の通りでした。
大場つぐみ先生はまったく正しい。
越谷方面に向けて懺悔しておきます。

矛盾の1点目について、さらに考えてみたのですけど・・・、
ミサが監禁された直後、月は森でノートを埋めたり細工して、
捜査本部に行くなり、自分を監禁してくれと頼むシーンがあります。
レムは森で飛んでいってしまったので、この捜査本部でレムの姿はありません。

でも、こんな計画を練るくらいなら、レムと一緒に捜査本部に行って、
監禁してくれと頼んでる最中にでも、レムにLの名前を書かせることはできなかったのでしょうか。
他の者は後でいくらでも言いくるめられるらしいし。

あの時点では、Lはミサの命までは取らない雰囲気でしたけど、
それでもミサの寿命を延ばすことになって、レムが断るのでしょうか。

ねあ 06-07-10 (月) 0:50

アベル伝説DVD化のほうへのレスでなくてすみません。 DVD化語りは人に迷惑を掛けないように、自分のサイトでなるべく吐き出したいと思っています故。 16年分の語りは本当にキリないです。。。 あえて語るとすれば、アベルDVD広告は是非、JRの自動改札にシールをペタ~っと貼ってくれるといいと思います。ドラゴンボールのDVD広告の時のように。

ともあれ、自分がサイトを作るきっかけになったのは、管理人様のお陰ですので、このお祭りにいち個人ファンサイトの管理人として参加できて幸せな思いが出来たのも、管理人様のお陰だと思っています。
有難うございます。。。!
それから、オフ会の景品をサイト装飾に使って戴き有難うございました。 こういうのって、凄く嬉しいですね!

デスノート(前編)は、Lとワタリを観るだけでも価値ありました。 総合映画ランキングで、大作映画のダヴィンチコードを首位の座から引きずり落とした勢いにも頷けます(今はディズニーピクサーのカーズに負けてしまってますが)。
ところで、デスノートが濡れてない、という事については、映画独自の設定なのだろうと思いますが、デスノートが落ちていたところだけ雨が降っていなかった(デスノートの下の地面は濡れていましたが)ことから、ドラえもんのひみつ道具にもあったような気がしないでもない何か雨を通さないバリアみたいなもの(もしくはアニメドラクエのLevel4で、ムーアが竜伝説の地図を拾う為に使った魔法っぽいもの)がデスノートの半径30cmくらいを覆っているのではないだろうかと思っていました。 だから濡れない、汚れないのではないかと。 そして、使用感がないのは、単に新しかったから?とか。
まあ、映画パンフレットには詳細は載っていませんでしたが、公式ガイドブックにはヒントが書かれているのかも知れません。

それでは、今宵はここまでで。
ダイ大関係の本棚の写真、楽しみにしております。

firefoxgrape 06-07-30 (日) 22:30

アベル伝説のDVDは、ドラゴンボールやスラムダンクのDVDと作ってる所が違うので、
おそらく広告も控えめでしょうし、
書き下ろしのパッケージや、収納ケースなど豪華特典はなさそうに思えます。

鳥山先生の協力がまったく得られないと、
これまでのイラストを使い回した装丁ということになるかもしれません。
落としどころとしては、中鶴氏にCG塗りで描いてもらいたい・・・。

オフ会景品のアベルグッズは、結局コンプリートどころか
頂いたロゴ部分しか持っておりません。
うまのふんも大事に保管しています。

ダヴィンチコードは観ていないのですが、
観た人たちの評価が低いようなので、デスノートを観に行って正解だったのかも・・・?

件のドラえもんの道具は、バリアーポイントですね。
雨のシーンは画面が暗かったので、その演出には気づきませんでした。

ムーアにしろ、バリアーポイントにしろ
あんな防御壁を張ったままにしておけるなら、そのまま敵に体当たりしろよ、と思います。
無敵状態ののび太が近づいたとたんに、バリッっとこう・・・消滅する感じで。

ドラクエ4コマで、トヘロスのバリアーをかけた勇者が
アリアハン周辺でスライムを追い詰めまくり、海にボトボト落とすというネタがありましたが、
あんな感じで・・・。

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