- 2009-11-14 (土) 2:49

ダイの大冒険の続編は魔界編・・・そんなふうに考えていた時期がアバン先生にもありました。
だって、ネット上でもまことしやかに、そう書かれています。
ちょっと検索しただけで、ほらこんなに。
だが、ちょっとじゃなく待ってほしい。
ちと早計すぎやしませんか・・・?
伝聞が伝聞を呼ぶ状態になっていませんか?
確かに制作者の方々の中で、魔界編の構想はありました。
しかし、その具体的な中身は特に語られていないのです。
そして、ダイの大冒険の作中に示されている事実だけを手がかりに考えるならば・・・、
続編は魔界編というよりは、「天界編」となるのがふさわしい・・・!
以下、その理由を挙げていきます。
最後まで読み終わった時、あなたはもう「天界編」しか考えられない状態になっていることでしょう。
(たぶんないだろけど)もし反論がありましたら、コメント欄までお願いします。
理由1 終盤になっていきなり「天界」があるという設定がアピールされてきた
36巻「響く闇からの声」の回で、バーンと冥竜王ヴェルザーとの会話が始まります。
そのシーンから、手がかりとなるセリフを抜粋。
ヴェルザー「だが 闘いに破れたオレの魂を天界の精霊どもに すかさず封じ込められ・・・この姿だ!!!」
バーン「神々が憎い!!! 我らを冷遇し地上の人間どもにのみ 平穏を与えた奴らの愚挙が許せぬっ!!!」
バーン「ならば 我々のいずれかが・・・!! 神になるのみ!!!」
バーン「地上が無くなれば天地魔界のバランスも崩れる なんならその後 天界に攻め入っておまえの封印を解いてやっても良いぞ」
以上のセリフを抜粋しました。
ここから分かるのは、
・ダイ大の世界観の中には天界という設定がある。
・天界は人間の味方である
・バーン、精霊のレベルならば、魔界、天界に境界を越えて干渉できる。(現に、キルバーンですら自由に魔界と地上間を移動していた)
たったこれだけですが、これはダイの大冒険の最終回で残された謎を解けるほど、核心に迫る情報です。
最終回にダイはどこに消えたのか・・・?
だって、よく考えればあのシーンは不自然なんです。
真下にポップたちがいたんですよ?
ダイは生存しているということは、爆発で飛び散っている黒い物はキルバーン人形の破片。
・・・なのに、肝心のダイは落ちてこない。
こうなると可能性は1つしかありません。
天界の精霊か、それに近いキャラが瞬間移動させたんです。
・・・どこへ?
もちろん、天界へです。地上にいるなら、メルルの感知能力で探せるはず。
疲労しまくっているダイを、魔界に飛ばす意味もない。
ガンダムSEEDの主人公のごとく、平穏なところに飛ばされていると考えるのが、最も説得力があります。
しかし、実は安全地帯がありましたー、といきなりやるわけにはいきません。
安全な天界という場所がある、という情報をあらかじめ読者に示す必要があったのです。
そのための、36巻の会話です。
理由2 ヴェルザーとバーンの強さは対等なので、バーンに勝った後となっては盛り上がらない
ヴェルザーとバーンの強さが対等だという根拠は、
バーンの
「かつて 余と魔界を二分した男・・・・・・!!!」
というセリフで充分です。
いや、ちょっと待て、ヴェルザーがそんなに強いのなら、なんでバランに負けたんだよ?
という疑問が出てきますよね。
バーンの部下のハドラーのさらに部下であるバランが、バーンと同じくらい強いヴェルザーを過去に倒している。
これは一見、矛盾しているように見えますが、良く読めば不思議ではありません。
まずハドラーは、フレイザード編で部下であるヒュンケルにすら負けるほど。
ザボエラと二人掛かりでも負けるシーンが、他にも多くありました。
別に魔軍司令だからといって、そんなに強くはないのです。
それに引き換え、バランは素の状態でさえ充分に強い。
さらに竜魔人化が可能。
竜魔人化は、ダイの大冒険の作中全てを含めても、最強のパワーアップ方法として描かれました。
竜魔人化したバランが強者と直接戦うシーンが少なかったため比較しにくいのですが、おそらく作者的には竜魔人バランは読者が思っているより強いという設定・・・。
バランはダイと違い竜の紋章が1つしかないぶんパワーダウンするでしょうが、その分非情になれるという特技があります。
やはり、竜魔人バランは作品通しても最強キャラに近いと考えるのが妥当・・・!
ヴェルザーと戦った時のバランは竜魔人化したでしょうから、ダイがバーンを倒せたように、バランがヴェルザーを倒せたとしても、別に不思議ではないのです。
余談はこれくらいにして・・・、重要なのは次の点です。
最終回時点のダイは竜魔人化の後遺症がなかったのだから、ヴェルザーと戦う時に同じことをすれば同じように倒せる。
加えてヴェルザーは岩に封印され、さらに弱くなっているのですから、今さらこんな敵と戦っても盛り上がらないのです。
しかし・・・ヴェルザー以外にはボス候補がいないのも事実・・・。
つまり、ヴェルザーのパワーアップイベントが必要なのです。
ヴェルザーを封印したのは天界の精霊なのですから、まずは何者かが天界に行ってヴェルザーの封印を解く必要があります。
・・・ということは、天界が舞台になるのです。
理由3 最終回でロン・ベルクが、ダイが天界にいる可能性を示唆している
上のほうで、ダイが天界に飛ばされたはずだという根拠を示してきましたが、なんのことはない。
ずばり、ロン・ベルクがそう発言しています。
「・・・わからん 天界や魔界の可能性もあるし・・・な・・・・・・」
・・・と。
注目したいのは、天界の名前を先に出していることです。
「ダイの大冒険 〜魔界編〜」という名称では、まるでいきなり魔界の赤い溶岩の場所で、ダイが目を覚ますところからスタートするようなイメージです。
しかし、ダイが魔界に行くにしても、それは天界経由で、となるのが妥当です。
魔界編が魔界からスタートするなんて・・・
あり得ないんですよ・・・そんな可能性は・・・。
まとめ
以上、3つの理由から、ダイの大冒険の続編は「天界編」である、ということが分かって頂けたと思います。
おそらく、大まかなストーリーは以下のようなものになるでしょう。
天界で目を覚ますダイ・・・
美しい神殿や庭で、精霊から事の経緯を説明される・・・
その後、ヴェルザーの呪いがなぜか解けたことが分かる・・・
ヴェルザーは、バランに倒された時とは比較にならないほどパワーアップしていた・・・
魔界に乗り込んで倒してほしいと頼まれるダイ・・・
今にも連載が始まりそうなほど、具体的にイメージできます。
・・・さて、ここらへんで1つ疑問に答えておきましょう。
さっきからこう思っていませんか?
「いや、天界から始まるのは分かったけどさ。結局は魔界に乗り込んで冒険するんだから、それは魔界編と呼んでいいんじゃないか・・・?」と。
・・・そうですね。
最終的には魔界に乗り込むのだから、「天界編」があったとして、それは「魔界編」の導入部に過ぎない・・・。
ごもっともな意見です。
では、これをブリーチに例えてみましょう。
尸魂界(ソウルソサエティ)編のスタートはどの話だったか。
白哉と恋次が現世にやってくるところからですよね。
つまり、スタート位置は現世。でも、名前は尸魂界編。
尸魂界に乗り込む前のストーリーであっても、尸魂界編と呼んでいいんです。
ただし、それは乗り込むまでがたった数話であり、短いからOKなだけです。
それと比較して、同じように乗り込むことになる虚圏編ですが、これは乗り込むまでにかなりの時間が掛かっています。
そのため、乗り込むまでの部分は、破面編という別の名前を付けて呼ばれています。
つまり、あまりに導入部が長いと、それはもはや1つの「編」であると見なして良い。
では、ダイの大冒険の話に戻りましょう。
「天界編」が「魔界編」の導入部に過ぎなかったとしても、「天界編」だけで充分に長い話数が必要ならば、それは1つの「編」と呼んで良いのです。
はたして長くなるのか、短く収まるのか、以下に検証してみます。
最初は、ダイの1人パーティ。
しかし、人気キャラであるポップを出さないわけには行かない。
どこかで、ダイと合流させないと・・・。
どこで・・・?
ダイが単身で魔界に乗り込んだ後か?
ポップやレオナが魔界に捕われていて、それを助けにいくというストーリーか・・・?
でも、それは考えにくい。
なぜなら、フレイザード編の内容とかぶってしまうから。
となると、仲間たちとは、魔界に行く前の安全な時期、安全な場所で再会することになります。
その際、天界の精霊の助けを借りなければ、地上、天界を行き来することはできないでしょう。
2パターンに絞られます。
・地上が再び危険な世界になり、仲間がピンチなった時に、ダイが天界から助けに来る。
・精霊によって仲間が天界に移動され、そこでダイと会う。
上の方が、より面白い展開にできそうですね。
まぁ・・・いずれにせよ、久しぶりに仲間たちと会うことになるのです。
そして、私の予想では、それは10年ぶりになる。
なぜなら、ゴメちゃんが再び「神の涙」として復活するのに10年以上かかる、ということが36巻「最後の願い」の回で明言されているからです。
10年後の話としない限り、ダイがゴメちゃんとした「再び見つけてみせる!」という約束は果たされないのです。
ダイは当然、少年の姿ではなくなってしまいます。
けど、そんなに大きな問題ではありません。
どうせ続編が掲載されるとしても、少年ジャンプではないでしょう。
ならば、別に低年齢層受けする主人公にこだわる必要はありません。
それよりは、「ダイがした約束」という伏線をきっちり回収することを選ぶのが、三条先生だと思います。
・・・そんな感じで、10年ぶりに成長したみんなが再会するのです。
多いに、会話が盛り上がることでしょう。
ここで積もる話をゆっくりしてからでないと、10年後のキャラ付けができません。
キャラ付けするためのエピソードが、1つや2つは必要になります。
ちょうど、ダイがアバンやレオナと出会った時に、洞窟に冒険に出たような感じです。
連載開始からデルムリン島を出発するまでくらいのボリュームにはなるでしょう。
そんなに長くなるならば、それはもはや「魔界編」とは呼べません。
そのエピソードの舞台が地上ではなく天界だったとしたら・・・、それは紛れもなく「天界編」なのです。
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コメント:1
- pooza 10-05-08 (土) 15:28
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>バランはダイと違い竜の紋章が1つしかないぶんパワーダウンするでしょうが、
>その分非情になれるという特技があります。ダイになくバランにあったものは「殺気」。
後にその殺気をも得た為に、そのダイを、大魔王バーンですら「完全無欠」と評していました。ダイは、竜魔人化した為に殺気をまとうことが出来たのか。それとも、殺気をまとった為に竜魔人化出来たのか。
前者の解釈も出来なくもないですが、展開上は後者と考えるのが妥当。竜魔人化して一人で戦うという決意(≒殺気)があってこそ、ダイは竜魔人になれた。
…というエピソードだったと理解しています。やはりヴェルザーは、バーンよりも格下であったと思われます。恐らく、老バーンと同程度の。
いやそれでも、バーン自身が言っていた様に「それは天をも左右する力」なのですが。本題である「続編は魔界編ではなく天界編ではないか?」という考察について、興味深く読ませて頂きました。
ぼくもダイ大は大好きで、こんなに熱く語ってくださる方がいてうれしいです。
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