- 2010-02-14 (日) 3:50

逆アクセスランキングを設置しよう!(広告なしで) 1/2
の続きです。
前回の内容を2行で要約しますと、
・「逆アクセスランキング」は別に怪しくないし、設置すればかなりメリットあるぜ・・・ッ!
・けど、強制的に付いてくる広告がネックだぜ・・・ッ!
はい・・・とにかく広告を無くしたいんです・・・!
でも、「逆アクセスランキング」でGoogle検索しても、上位に表示されるサイトは広告ありのレンタルサービスが中心・・・。
現在は、それらi2i、ACR WEBといった提供業者のサービスを利用しているサイトが大半のようでした。
しかし、検索結果の上位以外を眺めてみると、レンタルではない自分で設置するタイプの「逆アクセスランキング」も、いくつか引っ掛かります。
それらの中で、phpで実現するタイプのものに興味をひかれました。
なぜなら、最近のブログはphpで書かれているものが多い・・・!
php同士の相性は抜群のハズ・・・!
そのphpスクリプトの名前は「Sim Access」といいます。
では、以下に解説していくぜ・・・!
「Sim Access」で実現する、広告なしの「逆アクセスランキング」・・・!
手順1. ダウンロードサイトに行って、ダウンロードする
まずはスクリプトを入手しなくては始まりません・・・!
「つぐも」というサイト様にて提供されています。
上のページから、自分のPCの適当なフォルダにダウンロードしてください。
サイトに書かれている注意書きを、一通り読むことをオススメします。
手順2. ダウンロードしたファイルを解凍して、ファイルを確認する
ダウンロードした「simaccess.zip」を、適当な解凍用ツールで解凍します。
「simaccess」というフォルダが作られ、その中に複数のファイルが入った状態になることを確認してください。
フォルダがないよー、という場合は自分で「simaccess」の名前でフォルダを作りましょう。
手順3. ユーザーID、パスワード、その他を設定する
フォルダに含まれている「init.php」というファイルを、テキストエディタで開きます。
このファイルを編集することで、初期設定を行います。
書き換えるのは、3箇所です。
・文字コード(34行目)
デフォルトでは「EUC-JP」になっています。
これを、自分の借りているレンタルスペースの設定に合わせて変更してください。
「ASCII」、「JIS」、「UTF-8」、「EUC-JP」、「SJIS」のいずれかになります。
ちなみに、アバンの書を設置しているハッスルサーバーでは、「UTF-8」にする必要がありました。
(これが合っていないと、閲覧者から日本語部分が文字化けして見えます。)
参考:ロリポップからハッスルサーバーに引っ越したら、サイトの維持費が約1/2に
・ログインID(36行目)
これは、「Sim Access」の管理画面にログインするためのIDです。
自分のハンドルネームなどで良いと思います。
・ログインパスワード(38行目)
同じくパスワードです。
特に字数制限はなく、長い文字列も使えます。
手順4. フォルダをレンタルサーバーにアップロードし、パーミッションの設定をする
次に、自分のサイトを置いているレンタルスペースに、アップロードしましょう。
まず、FTPツールを用意してください。
私はMacとWindows両方を使っているので、どちらにも対応している「FileZilla」という無料のツールを選びました。
参考:FileZilla
すでにCGIなどを使っている人は、それらと同じディレクトリで良いと思います。
こういうスクリプト類をまだ1つも設置してない!という場合は、適当な名前で新しくディレクトリを作ってください。
アバンの書はWordPressで作られているブログなので、WordPress用のプラグインを入れるディレクトリが最初からありました。
(位置は「wp-content/plugins/」)
今回の「Sim Access」はプラグインではありませんが、機能としては似ているため、そのディレクトリに置くことにしました。
次に、アップロードしたファイル、ディレクトリのパーミッションを変更します。
「Sim Access」の公式サイトにある説明に従って、FTPツールで設定してください。
説明で(707 or 777)になっている箇所は707に、(606 or 666)の箇所は606にしました。
手順5. 管理画面にアクセスしてみる
以上で、とりあえず「Sim Access」の管理画面に入れるようになります。
先ほどアップロードした「login.php」をブラウザで開いてみてください。
(URLの末尾は「simaccess/login.php」になっているはず・・・)
こんな画面が表示されます。
さっき決めたIDとパスワードで、正しくログインできることを確認してください。
手順6. 集計の対象とするページに、それ用のスクリプトを追加する
さて、ここまででとりあえずの設置はできましたが、まだ「逆アクセスランキング」の集計はスタートしていません。
なぜなら、どのページを集計対象にするかを指定していないからです。
対象としたいページ全てに、以下のスクリプトを埋め込む必要があります。
<script type="text/javascript" language="javascript">
<!–
document.write("<img src=\"./simaccess/access.php?ref=" +
document.referrer + "\" style=\"width:0;height:0;border:0;\" />");
// –>
</script>
※./simaccess/access.phpの部分は、.を絶対パスに書き換える必要があります。
しかし、自分のサイトに含まれる全てのHTMLに、これを追加していくのは大変です。
ただ、ブログの場合は、楽ができます。
大抵のブログでは、全ての日記に共通して読み込まれるヘッダ部分があり、それは1つのファイルを共用しているため
そのファイルにスクリプトを追加するだけで、全ての日記に追加したことになるからです。
・・・というわけで、自分の使っているブログサービスでそのヘッダ部分を変更する方法を調べましょう。
WordPressの場合は「header.php」という(そのまんまな)名前のファイルがありました。
このファイルの
<?php wp_head(); ?>
の直前に、上記のスクリプトを挿入すればOKです。
(ちなみに、scriptタグをheaderタグ内に書かなければならないルールは特にないそうですが、いちおうです・・・。)
手順7. 集計結果を表示するページに、それ用のスクリプトを追加する
集計対象とするページの指定はできました。
今度は、その集計結果を閲覧者に見せるための設定です。
そもそも「逆アクセスランキング」を設置する目的は「サイトを訪れた人達に見せたいから」なので、ここは大事なポイントです。
「逆アクセスランキング」の結果を表示したい箇所に、
<?php include("◯◯/rank.html"); ?>
というスクリプトを挿入します。
「◯◯」の部分は、サイトによって異なります。
先ほどアップロードした「rank.html」のURLを指定してください。
このコードを追加する定番は、ブログのサイドバーでしょう。
ブログの管理画面から、サイドバーの内容を編集できないか試してみてください。
ただ、デフォルトではサイドバー内でphpの実行が禁止されているブログもあります。
WordPressはまさにこのタイプで、実行するためにはプラグインが必要です。
「Executable PHP widget」というプラグインを入れると、ウィジェットの管理画面に「PHP Code」というウィジェットが新登場するので、それをサイドバーにドラッグしてください。
その中に、上記のスクリプトを貼り付ければOKです。
ちなみに、
このアバンの書ではサイドバーではなく、ページ右上に固定して「逆アクセスランキング」を表示しています。
このような表示方法のやり方については、別の機会に紹介します。
あまりないと思いますが、サイドバーではなく日記内に「逆アクセスランキング」を表示したい場合。
これも同様に、WordPressではphpを実行できないようになっています。
「runPHP」というプラグインを入れると、投稿画面の最下部に「run PHP code?」というチェックボックスが現れますので、
それをチェックありにすれば、実行できるようになります。
参考:runPHP
※注意!(・・・というか、個人的にハマった点)
ハッスルサーバーでは、php内でincludeが使えませんでした。
その場合、
<?php echo file_get_contents("◯◯/rank.html"); ?>
のように、コードを変更すると動きました。
同様の環境があるかもしれませんので、参考にしてください。
手順8. しばらく放置後、「URL置換」をどんどん登録していく
ここまでで、ほぼ完成です。
設置してからしばらく待てば、「Sim Access」の管理画面に以下のようなアクセスログが現れるはずです。
ただ、このままではリンク元はサイト名ではなく、URLで表示されています。
URLだけでは閲覧者には何のことか分からないでしょうから、サイト名で表示するように変更しましょう。
管理画面の1番下にあるメニューから「URL置換」をクリックします。
以下の3つのエディットボックスが表示されるので、例に倣って入力していきます。
「逆アクセスランキング」を設置してからしばらくの間は、このように「置換したいURLを追加する作業」を繰り返すことになると思います。
だんだん充実していくのを楽しみましょう。
手順9. カスタマイズ
さて、いよいよです。
これまでアバンの書でツールを紹介する時は、さらに便利に使うためのカスタマイズ方法とセットでした。
そこで・・・今回の「Sim Access」も、例によって改造します!
デフォルトでは、以下のような設定画面が用意されています。
かなり自由度が高く、素晴らしい・・・!
上記は、アバンの書での設定です。
「ランキングを保存する日数」をMaxの「99日」にしているのは、とりあえずのお試し。
ログのサイズがどの程度重くなるか分かるまでは、とりあえず長めの期間を設定したかったのです。
・・・なぜかというと、レンタル系の「逆アクセスランキング」サービスでは
一定期間を過ぎるとランキングが初期化されるタイプが多いようなので、それよりは長くしたかった!
しかし、ただ長くするだけでいいのか・・・?
いっそのこと、集計期間を無限にできないだろうか・・・?
自由にソースをいじれるのが、レンタルサービスにはない強み!
・・・というわけで、最初のカスタマイズはこれです。
改造1. 集計期間を無制限にする
「逆アクセスランキング」へのアクセスログは、ログファイルに保存されていきます。
その内容は、指定した期間が経過するたびに消去されます。
なので、ログを消去している部分をコメントアウトすることで、集計期間を無限に延ばす効果があります。
該当するコードは、「access.php」の
if ($ym != $date_t) { (47行目)
から
} (50行目)
if ((int)$date – (int)$ymd >= DAY) { (53行目)
から
} (56行目)
の箇所です。
これらをコメントアウトした時点で、設定画面の「ランキングを保存する日数」はどんな数値でも関係ないことになります。
被リンク数がまだ少ないサイトでは、集計期間を無限にし
「逆アクセスランキング」に表示される数値を大きくすることで、見栄えを良くできるかもしれません。
改造2. 順位でなくアクセス数を表示する
・・・って、デフォルトの状態では、「逆アクセスランキング」の順位は表示されても、アクセス数の内訳は表示されないのでした!
多くのサービスでは順位とアクセス数の両方が表示されるようなので、「Sim Access」でも同様の表示にできないか試してみました。
変更は簡単です。
「rank.php」を以下のように書き換えます。
<td><a href="{$url[$i]}">{$site[$i]}</a></td> (28行目)
の直後に、
<td>{$cnt[$i]}</td>
を追加。
これで、アクセス数(リンク元から飛んできた回数)も表示されるようになりました。
あと、「Sim Access」ではランキング上位から順に並ぶので、順位の数字がなくても大体の順位は分かります。
「それならば、順位は表示しなくても良い」と思ったら、27行目をコメントアウトすれば実現できます。
改造3. クリック時に、別ウィンドウ(別タブ)で開くようにする
これには賛否両論あるようですが、「逆アクセスランキング」のいずれかのサイトをクリックされた後でも
自分のサイトに戻ってきてほしいと思ったら、別ウィンドウで開かせることを考えるのも手です。
先程の28行目を、以下のように変更します。
<td><a href="{$url[$i]}" target="_blank">{$site[$i]}</a></td>
これで、「逆アクセスランキング」上のリンクは、全て別ウィンドウ(タブ式ブラウザの場合は別タブ)で開かれることになります。
改造4. 外観をさらにカッコ良くする
「Sim Access」のデフォルトでは、tableタグを使った表形式でサイトが並びます。
これは先ほど挙げた「rank.php」にある、CreateRankという関数(4行目)で実現されています。
・・・なので、この部分を編集すれば、表以外の形式でランキングを並べることが可能です。
番号付きリストのタグである<ol>、<li>を使うこともできますし、
さらに凝ったことをすれば、上位5サイトだけ文字を太く大きくするとか、
タグクラウドのように改行なしで並べるとか、自由に外観を変えられると思います。
「いや、そこまで面倒な書き換えはしたくない・・・!」という場合は、手軽な方法があります。
それは、ここまで何度も変更してきた「rank.php」の
<th>{$rank[$i]}</th>
<td><a href="{$url[$i]}" target="_blank">{$site[$i]}</a></td>
<td>{$cnt[$i]}</td>
の行に対して、次のようなclassの指定を追加することです。
<th class="rank">{$rank[$i]}</th>
<td class="site"><a href="{$url[$i]}" target="_blank">{$site[$i]}</a></td>
<td class="cnt">{$cnt[$i]}</td>
class名は例ですので、自由な名前にしてください。
あとは、アップロードした「style.css」というcss(スタイルシート)ファイルに、ちょっとだけ追記します。
(多くのブログには、cssという拡張子のファイルが最初からあるはずなので、そこに追記してもいいです。)
いま加えたclassに対応するデザインを指定すれば、
表の枠線や背景画像などが変化するので、オリジナリティある外観にできます。
css内でclassごとのデザインを指定する方法については、ネットで検索するか、以下のエントリーを参考にしてください。
参考:HTMLとCSSだけでドラクエ、FFっぽいウィンドウを作る方法
レンタルの「逆アクセスランキング」では、そこまで自由にデザインを変えることはできませんので、
なかなか真似できないようなクールな外観を目指してはどうでしょうか・・・?
まとめ
説明は以上です。
今回は、広告なしで「逆アクセスランキング」を実現できる「Sim Access」というphpスクリプトを紹介しました。
あ・・・っ!
大事な注意事項として、設置・改造は自己責任でお願いします。
特に改造部分はこのブログで勝手に紹介していることなので、「上手く行かないゾ!」などの質問を製作者様にすることはできません。
ただし、ここのコメント欄に書いてもらえれば、可能な限り解決に協力しますので、よろしくお願いします。
「Sim Access」の設置にかかる時間は、せいぜい1時間程度です。
それだけの手間で、広告なしの「逆アクセスランキング」を自分のブログに追加できるのですから、やらない手はありません。
今回の記事で解説した設置方法とカスタマイズを参考にして、どんどん設置してみてください!
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