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「ドラクエに関するうんちくを語る」

そこは既にドラクエ4コマが通過した場所

19.png

今週末にWiiが出るそうです。
買うかどうかはまだ未定ですが、気になる機能があります。

 

それは、リモコンの操作でもなく、
まだドラクエが発表されていないバーチャルコンソールでもなく、

・・・SDカードに入れたデジカメ写真を閲覧するモードで、
その写真を元にしたジグソーパズルを手軽に遊べる、という機能・・・ッ!!

 

写真が読み込めるならば、当然ながら
スキャンした画像データは、全て読み込めるということでしょう。

・・・ということは、このWiiの写真パズル化機能を使えば
「アベル伝説」や「ダイの大冒険」のイラストを読み込ませて、
ジグソーパズルを遊ぶことができる、ということなんですよ・・・!

Wiiでアベル伝説。
・・・当然、似顔絵チャンネルも、自画像だけではネタが尽きてしまいますから
アベルやポップなど、ドラクエ漫画の主人公達を作っていくことになるでしょう。

・・・ということは、将来的にスクウェアエニックスが出すゲームはもちろんのこと、
他のメーカーのゲームに、ダイを参戦させることが可能ということ・・・!

 

これら上記の理由こそが、私がWiiを買う理由になりそうです。

ゲームを超える。版権を超える。

 

 

「ドラクエ4コママンガ劇場 番外編 4コマクラブ傑作集」の2巻に
当時、デビュー前だった牧野博幸先生の投稿作品が載っているのですが、
そのタイトルに「存在の耐え難き軽さ」というのがありました。

当時のドラクエ4コマは、平仮名のタイトルが多く
この牧野先生の4コマはかなり浮いていたので、良く覚えています。

それから、10数年・・・。

ブログというものが生まれ、Googleの検索結果にそれらが
出てくるのが当たり前になった今、
「存在の耐え難き軽さ」というのが、既存の小説の題名であることを知りました。

 

法則。

  「ドラクエ4コマのタイトルが、普通に思い付かないような日本語で、
  さらに4コマの内容にあまり関係がない場合、かなりの確率で元ネタがある。」

山崎 渉先生の4コマがその代表例です。
主に、新機動戦記~機動新世紀の頃のガンダムと、エヴァンゲリオンから
引用されたタイトルがとーーーっても多いッ!!

牧野先生もガンダムが多い。
伊達に、スタジオDNAのガンダムアンソロジーで、生き生き描いていません。

 

ほか、ドラクエ4コマで面白いのは、
4コマの時点ではギャグに過ぎなかった本編からの派生要素が、
後のドラクエシリーズやリメイクで、実際に出てきてしまうケースがあることです。

これは、おそらく偶然ではありません。

数十人のドラクエ4コマ作家・・・、4コマクラブの投稿戦士も含めると
千人以上のドラクエファンが、ゲーム本編を体験し、
そこから4コマを成立させるために、キャラ付けやアンソロジー要素の付け足しを
行っていった結果です。

そして、その中で偶然、堀井氏とかぶったアイデアが数個あっただけのことです。
これくらいなら、十分あり得る確率です。
ドラクエ4コマの母数が大きさが成せるワザ!

 

では、どんなアイデアが本編より先に出ていたかといいますと・・・、

例えば、ドラクエ3がリメイクされた際に、
すごろく場という新要素が加わりましたが、ドラクエ4コマではすでに
勇者達がすごろくをするというネタがありました。

また、ドラクエ5で初めて仲間モンスターの要素が追加された際、
ベホマスライムとスライムベホマズンが仲間になった際の
デフォルトの名前が決まりましたが、それすらドラクエ4コマで
すでに通過された場所だったのです。

これは栗本和博先生の4コマで出てきたアイデアです。
当時、ドラクエ4で判明していたホイミンの名前から
想像を膨らませたのでしょう。

ライアンがホイミンを勝手に黄土色のペンキで塗り、
「ベホイミン!」と叫ぶと、ホイミンが泣くという4コマがあるほか、
こんなのもありました。

 

ホイミンを仲間にして良かったなぁ、と褒めるライアン。
照れるホイミン。
しかし、その横に仲間の王宮戦士が、同じように
モンスターを仲間にして通りかかり、なんだホイミスライムなんか仲間にしてるのか?
みたいなことを言います。

その王宮戦士たちが連れているのが、ベホマスライムのベホマン、
スライムベホマズンのホマズンでした。

ベホマンは見事に的中していましたが、
ドラクエ5で仲間になるスライムベホマズンの名前はベホズンですから、
そこはちょっと予想外。
どっちかというと、ホマズンの方がしっくり来るのですが・・・。

 

ゲームに登場するより、ドラクエ4コマのほうが先だった!
ことって、他にもいくつかあったと思います。
まとめてみるのも面白そう。

こんなのがあったぜ!
・・・と、思いつきましたら、コメント欄で教えて下さい。

 

 

そうそう。
ドラクエ4コマのオリジナル要素を挙げる上で
忘れていけないのが、ピサロのキャラクターデザインについてです。

ご存じの通り、ファミコンのドラクエ4が発売された時点では
ピサロの公式イラストは存在しませんでした。
どういう事情かわかりませんが、鳥山先生が描いたピサロのイラストは
PSでのリメイク版が初出なのです。

 

普通、リメイク版のドラクエが発売されると、
それ単品を元ネタに構成された4コママンガ劇場が出版されます。
DQ1・2、DQ3、DQ5の全てで発売されました。

しかし、DQ4のみ例外で、リメイク版の4は
「4コママンガ大全集」の「天空の章」というコーナーでしか
元ネタになっていません。
本編のリメイクなのに不遇です。

 

当然ながら、その「天空の章」内で、仲間ピサロが出てくる4コマもあり
その際のキャラクターデザインは、鳥山先生のイラストが
元になっていました。

しかし、逆に言えば、この巻になるまで
ドラクエ4コマに登場するピサロは全て、4コマ作家オリジナルの
デザインで描かれていたのです。

これは凄いことで、とても珍しい現象だと思います。
これだけ有名で良く登場するキャラの、公式イラストが存在しないなんて。
元ネタになるのが、ファミコン版のドット絵しかありません。

結果、4コマ作家によってまちまちのピサロが作られました。
どれも統一感がなく、どれも性格が違い、どれも個性的です。

これは見ているだけで楽しい。
1つのお題を与えられ、それに答えるという、実験場のような雰囲気です。
4コマ作家の描くピサロを一覧表にするのも、このサイトの目的の1つです。

 

4コマ作家の数だけピサロのデザインがありますが、
特に読者の印象に残っているのは、すずや那智ピサロ、新山たかしピサロ
あたりではないでしょうか・・・?

 

余談ですが、ドラクエ4のCDシアターに登場するセル画のピサロは金髪。
「プリンセスアリーナ」のピサロは黒髪。

また、柴田亜美先生はドラクエ4コマ引退後も、自身の画集にて
ドラクエ4コマを描いており、特にドラクエ5の4コマは
同書籍でしか読むことができません。

この時のドラクエ4コマでは、絵柄も現在の柴田先生に近いものになっています。
つまり・・・ピサロのデザインも変わっているのです。
柴田ピサロだけで、3種類はあることに・・・。

shibata_chara.png

1994年に出た画集
「ENIX SPECIAL ILLUSTRATION 柴田亜美 イラスト集 CHARACTERS」
は他にも、巻末あとがきにおいて
柴田先生がドラクエ4コマを辞めた理由が書かれているなど、見所多し。

ぜひ、別の機会に「アバンの書」で紹介したいと思います。

そういえば、柴田先生の公式サイトを見ると、ブルードラゴンの漫画を描くために
発売前からブルードラゴンをプレイ中のようです。

個人的に、ストーリーを追う漫画は小畑先生に任せて、
柴田先生のブルードラゴンは4コマで読みたいです。
目つきの悪い主人公で。

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